皆さんが使っている電化製品には「PSE認証」というものが付いている事はご存知でしょうか?
iPhoneやスマートフォンのバッテリーも例外なくPSE認証が無いものは違法となります。しかし格安修理店では、PSE認証の付いていない違法バッテリーを使用している事もあります。
■PSE認証とは
「電気用品安全法」のことです。
電気用品を安全に使う為に定められた法律で、火事や感電などの事故を防ぐための安全基準となります。
電気用品安全法の施行により、メーカーや輸入業者は「PSEマーク」をつけて販売することを義務付けられたため、PSEマークのない製品は製造・輸入・販売をすることができなくなりました。
■バッテリーが発火する事件
こちらのバッテリーはPSE認証が付いていますが、バッテリーが発火、爆発した跡があります。
通販で格安で購入したバッテリーや、格安修理店で交換したバッテリー、モバイルバッテリーが爆発炎上した、という事故はあとを絶ちません。
昨今の気温上昇にともないバッテリーへの負荷が上がっている事も挙げられますが、充電をしながらスマートフォンを操作する事もかなりの負荷がかかります。
さらに、水濡れした後にスマートフォンが異様に熱くなる場合、内部で発火が起きている事もあります。水没させた後のスマートフォンは一度、修理店での内部乾燥とクリーニングをおすすめします。
内部のクリーニングをする事でバッテリーの状態も目視で確認ができる為、発火や爆発などの事故を未然に防げるかもしれません。
■安いのは改造バッテリーの可能性
iPhone XS 以降、互換バッテリーに交換するとバッテリー最大容量にエラー表示が出るようになりました。
純正バッテリー交換を行っている修理店は、Appleから認可を経て純正バッテリー交換を行えるように正式な手順を踏んで作業をしています。
では、純正バッテリーではない互換バッテリーでエラーが出ないと謳う修理店では、どのようなバッテリーが使っているのでしょうか?
それは、違法に改造してiPhoneに純正品が付いていると誤認させているのです。
■改造バッテリーのカラクリ
改造バッテリーのカラクリについて説明します。
古い純正バッテリーからICチップを移植し、新しい互換バッテリーにハンダ付けをします。
結果、iPhone本体が純正バッテリーが取り付けられていると誤認するような仕組みになっています。
そのようなバッテリーは正規の工場での組み立て及び検査をしていない為、たとえPSE認証がついていても危険です。
■安くてエラーが出ないバッテリーには注意を
以上の事から、格安修理店におけるバッテリー交換には注意が必要です。
とくにiPhone Xs 以降の端末で「ウチのバッテリーは交換してもエラーが出ませんよ!」と言ってくる店舗には要注意です。
「それって純正バッテリーという事ですか?」と聞いてみてください。
それだけで、不要なトラブルが防げるかもしれません。
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