最近、大雨の中でiPhoneを使っていたら突然電源が入らなくなったというご相談が増えています
特にデリバリーや配達のお仕事でiPhoneをナビ代わりに使っている方にとって、これは大問題ですよね。
iPhoneは「完全防水」ではない!
「iPhoneって防水でしょ?」と思われる方も多いですが、実はこれは大きな誤解です
iPhone 7以降のモデルには「IP67」や「IP68」といった防水性能がありますが、あくまで“試験環境下での一時的な水没”に耐えるというものです。
実際の大雨や長時間の水濡れには対応していません。
今回の修理ご依頼のiPhone 12も内部に雨水が侵入、起動できなくなっていました。
水は、わずかなスキマから侵入してしまいます。

大雨の中でiPhoneを使用して起こりやすい故障とは?
1. 電源が入らない
→ 水没による基板故障
水が内部のロジックボードに入り込むと、ショートして電源が入らなくなることがあります。この場合は水没復旧作業や基板修理が必要になります。
2. バッテリー異常
→ 水によるショート
バッテリーが濡れるとショートを起こし、充電ができない、電源がすぐ落ちる、異常発熱などの症状が出ます。
3. 画面が映らない・タッチが効かない
→画面故障
画面内部に水分が入り、液晶やタッチセンサーが誤作動を起こすケースも多いです。
4. 音が出ない・相手の声が聞こえない
→スピーカー故障
スピーカーやマイク部分に水が侵入すると、音声通話や音楽再生ができなくなることがあります。
ワイヤレスイヤホンは使用できるけれど、iPhone本体から音が鳴らない場合はスピーカーやマイクの故障です。
雨の中で使うなら、ここに注意!
- できるだけ濡らさない(完全防水ケースの使用が◎)
- 濡れたらすぐに電源を切る
- 濡れた状態で充電しない(ショートの原因になります)
- 違和感があったら早めに修理店に相談を!

内部は自然乾燥できないので水没したと思ったら、一刻も早く修理店で水没復旧作業(内部乾燥)を依頼する事が大切です。
しっかり対策をして安心してiPhoneを活用しよう
内部を乾燥させた状態がコチラです。
今回は、画面側に水が侵入し画面が故障していたので、画面修理も行いました。
もちろん、防水パッキンもしっかりと貼り直ししております。

水没修理もお任せください
iPhoneは日常的に使用する大切な道具ですが、水にはとても弱い精密機器です。
特にデリバリーなど屋外で使う機会が多い方は、雨天時の取り扱いに十分注意しましょう。
万が一、水濡れや水没の疑いがある場合は、無理に電源を入れず、早めに修理店へお持ち込みください。
当店では最短2時間で水没復旧作業が修理完了いたします。(水没による基板損傷がない場合)
水没による基板故障と判明した場合は、そのままスムーズに基板修理に移行できる点も当店ならではのメリットです
お困りの際は是非お立ち寄りください
ちなみにAppleの公式サイトhttps://support.apple.com/ja-jp/HT207043にも「防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。」という表記がありますので、長年愛用しているスマホをお持ちの方は、くれぐれも水濡れにお気を付けください!
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■神田駅前店 tel.03-6262-9744
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