昨今のスマホの耐水 防塵 機能はすごいですね!
その一方で、スマホの水没故障が多いのも事実です。

修理店の立場から、スマホの耐水性について考えていきます。


■耐水性能とは

新品の状態のスマホを、実験室の管理された条件下でテストを行ったものを指します。また〇〇の規格に適合している、という表記もされています。
このテストは、使用から数年経過したスマホではテストされていません。
なぜならば、スマホの耐水性能は使用していると低下していくものだからです。









■経年劣化でパーツは摩耗する

上の画像のスマホは、経年劣化により画面のパッキンが分離してしまったものとなります。
こうなってしまうと、防水性能が搭載された機種であろうとスキマから水が浸入してしまいます。
このように画面が分離してしまい水分が浸入してしまった場合、
「突然画面が映らなくなった」「音はするけど画面がつかない」等、画面の故障に繋がります。
画面の故障は、当店で修理することが可能です。









■フレームの歪みや背面ガラス割れ

落として、フレームが歪んでしまったもの、背面ガラスが割れてしまったものは、スマホ本体に隙間が生じますので、耐水性は0と言っても過言ではありません。
また、フレームの歪みは修理でも元通りに修復するのは困難ですので、耐水性については諦めるか、機種変更するしかありません。

背面ガラスの修理は当店でも行っていますが、耐水性についてはテストが出来ない為、何とも言えないのが現状です。背面ガラスが割れてしまう程の衝撃が加わっているので、修理後は水濡れに気を付けて使っていただくほか無いのです。










■バッテリーの膨らみ

バッテリーが経年劣化で性能が落ちる事は、皆様ご存知かと思います。
長く使い続けたバッテリーは膨張し、内部から画面を押し上げてきます。結果、画面が分離してしまう状態になります。
バッテリー交換は当店でも受け付けておりますので、バッテリーの膨張に気付いた際には、早めに交換してしまいましょう。










■結論

以上のように、様々な状況で耐水性能は著しく低下します。
また、経年劣化でのパーツの摩耗は避けられませんので、長く使っているスマホは耐水性能が落ちていると考えていただければ幸いです。

ちなみにAppleの公式サイトhttps://support.apple.com/ja-jp/HT207043にも「防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。」という表記がありますので、長年愛用しているスマホをお持ちの方は、くれぐれも水濡れにお気を付けください!

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