セルフ修理失敗ネジ山なめたiPhone 12 Proのネジ外し

｜東京JR神田駅より徒歩30秒｜宅配でのご依頼も可能｜

iPhone 8 のバッテリー交換を自分で実施し「内部ネジをなめてしまいコネクターカバーが取り外せなくなってしまったので外して欲しい」とのご依頼。

最近は物価高で、少しでも安く修理したい・少しでも長く使いたい、と節約を頑張っている方が多い結果なのかもしれません・・・

iPhoneのバッテリー交換を自分で行う動画や、ブログ記事にはいずれも「簡単」と謳っており安易に挑戦してみたら失敗してしまったという方が多い印象です

iPhoneはシリーズ毎に内部構造が大きく変更されるので、「以前、古い端末でやった事があるから大丈夫」は通用しません

■コネクターカバー(インナーブラケット)とは？

iPhone内部には要所にコネクターカバー(インナーブラケット)があり、いずれもケーブル端子が外れないようにネジで固定しています。

今回の修理ご依頼品は、このコネクターカバー(インナーブラケット)を固定しているネジをなめてしまい外せなくなっていました。

またコネクターカバー(インナーブラケット)に使われているネジは「＋」「Ｙ」と種類が異なるため、適宜正しい工具を使わなくてはなりません。

バッテリー交換の修理キットを購入したとの事でしたが、おそらく工具の精度が良くない粗悪品だったと考えられます。

合わないドライバーを使用すると、ネジ山の溝「＋」「Ｙ」が潰れて回せなくなります。

ネジ山の溝が潰れてしまうと、ご自身での取り外しが非常に困難です。

また、ネジの下にある基板や他の部品を押し込んでしまうと、ロジックボードの破損や周辺部品の損傷を引き起こす可能性があります。
これにより端末が起動しなくなる事もある為、セルフ修理はリスクが高い事が伝われば幸いです。

しかし、自分で購入した修理キットの工具が良いものか悪いものかなんて、見てもわからないですよね。

お客様はおそらく、瞬間接着剤を使って精密ネジを外そうと奮闘したのではないか、と思われます。
瞬間接着剤でネジ山をなめた精密ネジ外しをするのは、なかなか困難です・・・
ネジ山が少しでも残っていれば、ドライバーとネジ穴の凹凸が瞬間接着剤でがっちりとハマるので、有効な手段ではないか、と思います。

さて、コネクターカバー(インナーブラケット)に使われているネジを取り外す際は基板が近いので、チカラを加える事ができません。
溶剤などの使用もできません。
ですので、時間をかけてゆっくりとネジを回す事と、熟練の職人による指先の感覚が頼りとなります。

無事にネジを取り外しが完了いたしました
古いネジを戻すとまた取り外せなくなってしまいますので、新品のネジに交換いたしました。

さらに、iPhone内部のネジは長さが異なります。
誤った長さのネジを使用すると、ネジが基板を突き抜けて基板を破壊してしまうのでご注意ください

当店で内部のネジを交換した際には、どの部分に使用するネジかが一目でわかるように工夫をしてお渡ししております。

ネジ山をなめてしまった場合、深追いは厳禁です。
ネジを外そうと意地になればなる程、ネジ山をなめてしまいます。

もしも、セルフ修理に失敗してネジ山をなめてしまった場合は早期の段階でご相談ください。
早期の段階であればある程、ネジ外しの成功率が上がります

当店のネジ外し修理実績はコチラ

スマホリペアセンター神田駅前店では、東京都神田駅西口から徒歩30秒というアクセスの良さで、日々見積依頼や修理相談の方々が多く来店されます。

「こういった症状は直るかな？」など、ぜひお気軽にご相談ください。

※ネジ外しの成功率は 2025.04.30現在 95％以上です。
※受付時に「他店でネジを外せず断られた」「セルフ修理に失敗した」旨は最初にお伝えください。
※ネジ外しのご依頼は別途費用5000円(税抜き)がかかります。
※複数箇所同時修理割引の対象外となります。

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