洗濯機で洗ってしまい起動出来なくなった iPhone 12 の水没復旧のご依頼です。
iPhone 12 を洗濯機から救出できたのは、脱水など洗濯の工程が全て完了してからとのこと。
1時間近く水に浸かっていたことになります。
■お客様自身で行ったiPhoneの乾燥
お客様自身で、乾燥剤と一緒に保管したり・・・と乾燥させる工夫はされたそうですが、修理店側から見るとほぼ無意味な事が多いです。
皆さんご存知の通り、最近のiPhoneは防水性・気密性がとても高く、普段は水滴や雨からiPhoneを守ってくれる頼もしい性能ですが、今回のように一旦水が浸入してしまうと内部に水が留まってしまい、ほぼ乾きません。
■受付時のiPhone内部写真がコチラ
お客様自身で乾燥させたとの事ですが、全く乾いていない事がわかります。
また、水が入ったまま通電するとショートしてしまいます。
例えるなら、コンセントに水をかけた状態で、その状態で時間が経過すると、どんどん故障範囲が広がっていきます。
その為、修理店としては、水没してしまったiPhoneは電源を切り、なるべく早く修理店に持参いただける事で復旧率は上がります。
水没によって画面タッチが出来ず電源が切れない場合は以下の方法で電源は切れます。
■iPhone本体を強制終了する方法(iPhone 8シリーズ以降の場合)
1.音量を上げるボタンを1回押してスグ離す
2.音量を下げるボタンを1回押してスグ離す
3.サイドボタン(電源ボタン)を長押し(押したまま)
4.一旦画面が暗くなります
5.Appleのロゴが画面に表示されますが、そのままサイドボタン(電源ボタン)を長押ししたまま
※ここで離したら強制再起動になります
6.Appleのロゴが消えたらサイドボタンをスグ離す
以上で電源は切れる筈です。
■当店での水没復旧作業について
当店では、本体を可能な限り分解し乾燥作業を行います。
運よく乾燥だけで直ればいいのですが、液晶内部に水が浸入していた場合は画面交換で、バッテリーに水が染み込んでしまっている場合はバッテリー交換で復旧できます。
基盤上のパーツが破損している場合は基盤修理となります。
皆さんはくれぐれも洗濯機にスマホを入れてしまわないように。
そして、もし水没させてしまったら、時間との戦いになるので、速やかに修理店へお持ちください。
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■神田駅前店 tel.03-6262-9744
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